「東京から埼玉っていくらだったの？」
一人暮らしのリアルな引越し料金相場調査したぜ。

まず曜日によって値段がまるで違うのが当たり前のようですので、土日休みの会社員の方もなんとか有給を取得し平日に引越したほうがいいです。大切な荷物、ノートパソコンやハードディスクなど壊れやすいものは自分で持っていくほうが安心です。引越し先との距離がそう遠くない場合は、旧住所の解約日設定を引越しの数日後としておくと、業者による引越しの後落ち着いてひとりで大切なものを運ぶ日を作れます。その日に掃除も行えます。

これまで引越しは友人に頼んで自前でやっていたので、はじめて業者に頼むにあたってはオペレーターや作業員の方とのやりとりが面倒だなと思っていました。どの程度荷物を大切に扱ってくれるかも不安でした。

引越し業者に関する知識がまるでなかったので、相場を見るのがひとつ、さらに応対品質の差も生まれると思ったので、選ぶ基準が明確になることも期待していました。もちろん価格競争による値引きに期待していたのは大前提です。

Home'sは部屋探しの際にしょっちゅう見ていたので、安心感がありました。引越し侍はテレビCMを見た記憶があり、大きい会社なら個人情報管理などしっかりしているかなと思いました。楽天は単純に楽天カードを愛用しているためです。

引越し業者に疎くても、各社横一線で営業をかけてくれます。なかなか、各社に電話をかけ続けるのはつらいものがあるので、まず受け身でいても電話が鳴るというのはメリットです。さらに価格だけでなく各社サービス面でのアピールもしてくれますから、最終的に総合判断で業者を選ぶことができます。

一括見積もり直後から営業電話が鳴り止まず、中には引越し予定日を過ぎても電話をかけてくる業者がありました。業者を決めて以降は出られる電話には出て、お断り申し上げましたが、それでも追いつかない数の入電がありました。

引越しの希望日や距離によってまた全く違う見積もり結果になるかもしれないので、今回お世話になった業者を第一候補としながらほかの業者にも見積もりを依頼しようと思うからです。

オペレーターの方から言われた、うちには引越し経験5年以上のベテランしかいませんの一言と、価格が予算内におさまったこと、さらに値引き交渉におけるオペレーターの方の誠実な応対に惚れ込んだことが決め手となりました。

荷物がまとまっていない状態で、知らない人を家に上げることに抵抗がありました。また口コミサイトなどでは、訪問見積もりまで頼むとその業者を断りにくくなるとか、契約するまで居座る人もいると書かれていたことも理由です。

まず、口頭で言われた見積もりに対し他の業者はもっと安いと正直に言いました。いくらですかと聞かれましたが、ぼかして嘘のない範囲で、2万円代ですね、と答えました。すると27000円を提示され、その価格は他社と同等のものだったので、さらにダンボール送付なしでいいのでもう少し下げてくださいと依頼し、24000円となりました。

二名の作業員たちはどちらも笑顔でやってきて、無駄話もせず、かといって愛想が悪いということもない、最適な距離感で接してくれました。作業も慣れたもので、バタつくこともなく、新居での洗濯機設置サービスにおいては、水漏れの可能性も指摘してくれました。態度も実力も申し分なしです。

まんじゅうの菓子折りを手渡ししました。事前に用意していましたが、作業に不満があれば渡さないつもりでした。しかし大いに満足し、甘いもの大丈夫ですかと尋ねたら、大好きです！との返答。最後まで気持ちのいい作業員たちでした。